ニュース

卒業生の皆様へのお願い.

榎田教授は令和6年3月末で定年退職予定ですので,榎田研もなくなってしまいそうです.榎田教授が退職する前に研究室の卒業生の皆様におかれましては,是非,近況をお寄せ下さい.差し支えない範囲でこのページにて紹介したいと思います.学術界,産業界,政界で活躍中の皆様の連絡をお待ちします.連絡はyenokidaアットマークenergy.nagoya-u.ac.jpまでお願いします.メールアドレスは迷惑メール防止のため,@マークがカタカナになっていますので,半角英小文字記号に置き換えてください.

待っています.

令和5年度の新4年生配属

淋しくも「榎田研」になってしまった研究室に新しい4年生2名が配属されてきました.おかげ様で,沈みがちだった研究室の雰囲気が急に明るくなったとみんなで喜んでいます.もうすぐ,研究室会の様子(写真)も紹介できると思います.ご期待ください.澤田先生に報告したところ,「騒がしい人が入ってきたということ?」との問い合わせがあったそうです.そうではありませんが,一人は自動車レーサー志望で運転免許取得中,もう一人は才能豊かでピンのコメディアンにもなれそうという同僚の評価のある人です.

澤田先生の転出

2023年3月末日をもって,長らく准教授として榎田・澤田研究室を支えてきた澤田佳代先生が名古屋大学を退職し,太平洋コンサルタント(千葉県佐倉市)に転出されました.これをもって,榎田・澤田研究室は,榎田研究室になってしまいました.卒業生や関係者の方々に謹んで報告申し上げます.変わらぬご愛顧のほどお願いします.

令和4年度新4年生配属

4年生の古池君、山本君が配属になりました。卒業生の清水君が来てくれて、皆で杏亭でマスク会食しました!!

 

就活シーズン

秋学期の期末試験が終了すると就活季節の幕開けです.最近ではM1の間にインターンシップ活動を体験する人が殆どですので,今さらですが,専攻でガイダンスが行われ,卒業生との集いや各企業の説明会もどんどん開設されて慌ただしく,すべてに参加していては時間が足りません.現在は売り手市場ですから,よほどのことがなければ必ず就職できますが,資本主義経済は循環景気ですので今がピークで今後は油断できないと多くの年度で学科の就職担当であった榎田先生が申しておりました.就活も4月までがピークでゴールデンウィーク明けには内々定がもらえる場合が殆どです.就活が一段落すると,卒論や修論の本格的な季節が始まります.

春の学会シーズン

榎田澤田研の専門学術分野の学会は2~4月と9~10月に開催され,好きな会議を選んで参加します.具体的には,国内では日本原子力学会,化学工学会,海外では,廃棄物管理シンポジア(略称WMS,2019年3月開催予定),米国化学会(略称ACS,2019年3月開催予定),Super Green会議(略称スーパーグリーン,2019年開催予定),ATALANTE会議(略称アタランテ,2020年6月開催予定)等で発表の実績があります.発表に要する費用は研究費から支出してもらえます.

修論審査・卒論審査

平成30年度の卒論審査は平成2月14日(木),15日(金)にES総合館ESホール(愛知県名古屋市千種区不老町1番地)にて実施予定です.例年,この頃に開催され,約30名の審査委員と約40名の学部3年生の前で発表を行い,審査を受けます.研究成果を思う存分発表し,審査委員からの規模恣意諮問に答えられれば,合格となり,3月末の卒業式に列席して学士(工学)の学位記を受領できます.

プラント見学

澤田先生の引率で嶋倉君,築山君,周君が平成30年12月19日(水)に中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市佐倉5561)に出かけました(写真1).写真は運転訓練用シミュレータ室内での見学の様子です.前日は近くのビジネスホテルに一泊して朝早くからの見学でした.一般の見学では見ることのできない放射性廃棄物処理設備に絞った見学の希望を発電所に受け入れてもらったものです.榎田先生をはじめ残りのメンバーは,研究室でおとなしく留守番をしていました.留守番の人達は,お土産として,高級なうなぎパイをいただきました.(写真2).高級な味がしました.

 

忘年会

忘年会は昭和6年創業のサッポロビール浩養園(こうようえん)で行うのが恒例でしたが,今年は平成最後の年ということもあって混雑していて,平成30年12月14日(金)に今池駅近くの浅野屋洋食店(愛知県名古屋市千種区内山2丁目2−4 コーポ桂)にての実施となりました.卒業生も参加して貸し切りで行われ,澤田先生の大好物であるシェブール,ロックフォールなどのチーズとお店の名物料理であるミンチボールに加えて南仏産の赤ワインというメニューでした.榎田先生は一次会でさっさと退散してしまいましたが,澤田先生を筆頭に残りの人々は今池駅付近の寿司屋に繰り出し,たらふく食したとのことです.

 

学会発表体験

学部4年生の嶋倉君と築山君が平成30年12月12日(水)に東桜会館(愛知県名古屋市東区東桜2丁目6−30)で開催された日本原子力学会中部支部研究発表会で口頭発表(発表10分,質疑応答5分)を行いました.彼らにとっては初めての学会発表となりました.専門家を前にしての研究報告は準備に十分に時間を掛けた上でも緊張の連続でしたが,これを経験すれば卒論審査会での発表は朝飯前に思えてきます.大学院に入学後は修士論文の研究成果を海外で開催される国際会議で発表できるといいなということになっています.

外国人入学試験

外国人学生の周君が平成30年11月15日(木)~16日(金)に大学院の外国人留学生入学試験を受験し,無事に合格しました.平成31年4月から,晴れて大学院生となります.

大学院受験

8月下旬は毎年,大学院入試があります.平成30年は学部4年生の3人が受験しました.3名とも無事に合格しました.

秋学期の開始

名古屋大学では,10月1日からは秋学期になります.榎田澤田研究室には新人として中国から周君が学部研究生として加わりました.また,研究員の高野さんも研究室のメンバーに加わり,低レベル放射性廃棄物のガラス固化に関わる研究を担当することになりました.

春学期の打ち上げ

サッポロビール浩養園(こうようえん)にジンギスカンを食べてできたてビールを飲みに行くのがここ数年の恒例行事です.ビールの製造方法を勉強します.生ビールとは何かを説明できる十分な知識を身につけます.ビール工場の見学ツアーに参加してできたての生ビールを味わう年もあります.
二次会は近くの居酒屋で澤田先生の指導の下,ワインについて一通りの勉強を行い,ビールとの本質的な違いを理解した後で,味を覚える実地訓練を行います.春学期も終わって夏休みに入る夏の夕暮れのひとときで,誰もがのんびりした雰囲気に浸ります.

夏休み最初の週末

平成30年7月29日(日)に学部4年生の足木君,嶋倉君と築山君がでんきの科学館(愛知県名古屋市中区栄2丁目2−5)で開催された原子力オープンスクールにおいて「ガラスの不思議」について展示説明を行いました.

 

参加している日本原子力学会中部支部の恒例行事で,平成23年7月24日(日)の様子もあります.毎年,科学に興味を強くもっている小学生とその保護者の方に来訪いただいています.

 

平成29年度の様子はこのようになっています.学生にとっては,普段は話す機会の少ない小学生やその保護者に科学の原理をわかるように自分の言葉で説明する貴重な機会となっています.

名大祭

名大祭ラボレクチャーの企画に初年度から参加しています.見学者の方に「史上最強の放射性廃棄物」とその安全管理について現状技術を説明するとともに1200℃で溶融中のホウケイ酸ガラスやその急冷について実演して見てもらうとともに研究室の虎の子である誘導結合プラズマ質量分析装置も見てもらっています.名大祭が終われば,夏休みが急ぎ足でやってきます.

ゴールデンウィーク幕開け

研究室前の廊下と屋上庭園を利用して焼肉パーティーを開催しました.肉は榎田先生の提供ですが,サバイバル訓練のために,BBQコンロを使って炭焼きとするため,火起こしをはじめとして自分達で調理しなければならず,経験のない人には大変でした.結局,火起こしは澤田先生にやっていただきました.榎田・澤田研の研究室パーティーはこんな感じで不定期に行われます.

4月初旬

卒論テーマの説明会が開催され,榎田先生または澤田先生がその年度の卒論テーマの例についてパワーポイントを使って説明します.平成30年度のテーマの例は
・ホウケイ酸ガラス中の二酸化ルテニウム結晶生成が耐水性に与える影響
・金属を含む低レベル放射性廃棄物の鉛ホウ酸ガラスによる廃棄体化
・鉛ホウ酸ガラスの分相を利用する資源回収システムの研究
・鉛ホウ酸ガラスによる使用済原子力燃料の直接ガラス固化の研究
で澤田先生が説明されました.いずれのテーマも廃棄物管理(資源循環,処理,処分)に関わるもので学部3年生までに学修した基礎知識を活かして世界的にも先進的な研究に取り組むものとなります.

沈まぬ金網

超臨界二酸化炭素中での表面処理によって実現した水に沈まない金網を作って,普通の水に沈む金網と比較した写真.
学部2年生向けのねねルギー理工学概論で原理等についての講義があります.

閉じた原子力燃料サイクル

原子力エネルギーシステムが目指す閉じた燃料サイクルのフロー図.学部3年生向け「原子力燃料サイクル工学」で詳しく学修します.

人類史上初の原子炉を作り上げた科学者,工学者の人たち

エンリコ・フェルミが指導する当時の世界を代表する科学者や工学者が集結してシカゴ大学のフットボール場の地下に建設された人類史上初の原子炉,1942年12月2日に臨界に達して実験は成功した.詳しい説明は学部3年生講義「原子力燃料サイクル工学」であります.

シカゴパイルー1の実験風景の絵画

なぜ絵画なのか?その理由は,当時の最高軍事機密であったマンハッタン計画の一環で,実験の写真撮影は許されていなかったからです.後日になって,実験に参加した科学者と工学者49人からヒアリングしてプロの記録画家が描いたものです.制御棒を引き抜く役と,安全棒つながるマニラ麻のロープが描かれているのが注目すべき点です.

原子炉内で起こる核種生成消滅を総括するグラフ
超臨界二酸化炭素によるウランとプルトニウムの抽出実験結果

史上初

脱カフェインされたコーヒー豆

超臨界二酸化炭素でカフェインレスとされたコーヒー豆の市販品(名古屋市内で購入)

超臨界二酸化炭素抽出装置(原子力燃料用装置)

共同研究

ネフェリンの偏光顕微鏡写真

澤田佳代先生撮影

RuO4の針状結晶の光学顕微鏡写真

酸化物なのに電気伝導性の高い結晶.

二酸化炭素の状態図

純物質の圧力,温度相図

原子力燃料再処理工場の経済性向上

超臨界二酸化炭素抽出技術の応用によって,抜本的に,原子力燃料再処理の経済性を向上する.

超撥水性を示す.ハスの葉の上の水滴
超臨界二酸化炭素に硝酸を溶かし込む

名古屋大学発の革新的発明の一つの記録映像.

金網の上でダンスする水滴

二酸化炭素中で超撥水化した金網ではじかれる水滴の写真

沈まぬ金網

超臨界二酸化炭素中での超撥水処理により,沈まない金網を実現した証拠写真(林田君修士論文研究の成果)

共同研究先の一つであり,澤田佳代先生が滞在していたワシントン州立大学の建物に6月に降る雪の日
ウランの鉱石

黄色い部分が6価のウラン化合物です.黒い部分は4価のウラン化合物です.

米国テネシー州に残るマンハッタン計画時の黒鉛減速原子炉

今でもツアーに申し込めば見学可能です.9.11以前は自由に見学できました.

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